採用サイトリニューアル

求職者視点でのコミュニケーション設計

  • デザイナー、エンジニア
  • 2025/1 - 2025/4
  • 求職者視点でのコミュニケーション設計

事業内容が伝わりづらかった自社採用サイトを、求職者視点で再設計。情報設計からUI・フロントエンド実装まで一貫して担当し、エンゲージメントの大幅改善を達成した。

課題

当時の採用サイトは、コーポレートサイトと似たようなインタビュー記事が重複しており、求職者としてどちらを見ればよいか分かりづらい状態だった。また、採用サイト・コーポレートサイトのいずれを見ても事業内容が具体的に伝わらず、求人サイトの掲載情報や社員インタビューの方が仕事内容をイメージしやすいという状態だった。これは自身が入社時に感じていた実体験でもあった。加えて、長年にわたるデザイナーの編集によりWordPressのコードがスパゲッティ化しており、運用・保守面でも課題を抱えていた。

アプローチ

求職者が本当に知りたい情報を軸にコンテンツと導線を再設計した。役員中心だったインタビューを大幅に削減し、求職者にとって直属の上司や同僚になり得る現場社員のインタビューへシフト。抽象的だった事業紹介文も、業種や業務内容が紹介文だけで把握できるよう具体化した。また、TOPページからほぼ全てのコンテンツページへアクセスできる導線を整備し、社内風景の写真を活用して働くイメージを持ちやすい構成とした。

1. TOPページの導線再設計

Before: TOPページは各ページへの扉リンクのみで、説明がなく、中を見るまでどんな情報があるか把握できなかった。

After: 扉ページを経由せず、直接下層ページへ遷移できるリンクを設置。シンプルで一目で分かるボタンで視線誘導し、求職者が迷わず目的の情報にたどり着ける構成にした。

2. コンテンツの具体化

Before: 全体的な内容に留まり、当社がどういうポジションにいるのか、何を目標としているのかが具体的に書かれていなかった。

After: マクロからミクロへ、業界における当社の立ち位置から具体的な事業内容へと段階的に理解できる構成に変更。求職者が紹介文だけで事業の全体像を把握できるよう工夫した。

  • ユーザーエンゲージメント:前年比41.15%向上
  • スクロール率:前年比41.15%向上
  • クリック数:前年比30.51%減少(TOPページからの導線拡充により、回遊せずとも目的の情報にたどり着けるようになったため)
  • ユーザー数:前年比37.44%減少(大規模攻撃による外部要因)
  • 社内報でのインタビュー掲載

学び

当初のサイトはどのページも内容が曖昧で、求職者への機会損失につながっていたと考えられる。広報と協力しながらコンテンツを精査し、ページデザインから内容までを再設計していく中で、自身もライティングに参加し、求職者目線でほしい情報を打ち出した。その結果がエンゲージメントの数値にしっかり表れたことで、ユーザー視点に立ったコンテンツ設計の重要性を実感した。